[監修:鬼塚リュウジン/音楽・音響効果:荒井佑/2016年3月2日リリース]
- 「いちばんのファン」☆
- 「シャドーピープル」☆
- 「深夜のいたずら」
- 「さがしもの」☆
- 「天井裏の呪念 再取材篇」☆
突出した傑作はないものの、完成度の高いエピソードがそろっている。
「いちばんのファン」は、小道具や仕掛けが凝っていて意外に楽しめる。
「シャドーピープル」は、『封印映像』シリーズのオリジナルの異形かと思っていたが、ちゃんとウィキペディアに出ていた。とはいえ、本質的にはただの黒い人影なので、映像としては迫力に欠ける。本作はいろいろ工夫しているけども、ホラーとして質を高めるには課題も多い題材だ。
「深夜のいたずら」は、ほかの作品が卒のない出来なので、比較するとかなり劣って見える。シリーズ23作目でやることではないという気もする。
「さがしもの」は、制作者のウケ狙いだとお見受けする。いくらなんでも映像の処理が雑というか遊びすぎである。個人的には嫌いではないけども。
「天井裏の呪念 再取材篇」の見どころは、ぼくらの田中さんの豹変ぶり。意外な一面を発見できる喜び。これに尽きる。
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