[監修:鬼塚リュウジン/音楽・音響効果:荒井佑/2017年12月2日リリース]
- 「呪いの生き人形 その①」◆◆◆
- 「呪いの生き人形 その②」◆◆◆
- 「長身の男 その①」◆◆
- 「長身の男 その②」◆◆
このパート32におさめられているのはスピンオフ的な作品で、他のパートとは趣を異にしている。
他のパートが、投稿映像を引き立てるためにスタッフの取材があるのに対し、このパートは、スタッフのキャラクターを際立たせるために投稿映像がある。結果、〈ホラー〉の度合いが低くなっている一方で、〈エンターテインメント性〉は高められている。観る人によって好みは分かれるだろうが、当ブログはそれなりに評価したい。
「生き人形」といえば、某有名な語り手による有名な怪談がある。幼少のころに聞かされた者としてはトラウマの題材であり、その文字を目にするだけで身構えてしまう。「呪いの生き人形」の投稿映像で展開するのはオーソドックスな現象だが、それだけに王道の恐怖が味わえるといえる。スタッフの“いじりかた”も悪くない。
「長身の男」もスタッフの“活躍”が見どころ。投稿映像は、本シリーズが得意とする異形モノだが、要となる異形が本シリーズにしてはイマイチ怖くないため、スタッフの取材部分も空回りしている。体を張ってがんばっているだけにじつに惜しい。
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