[監修:鬼塚リュウジン/音楽・音響効果:荒井佑/2016年8月3日DVDリリース]
- 「続・白い着物」☆
- 「幼馴染」☆
- 「ラブホテルの怨念 北関東〇〇県」☆
「劇場版」と銘打っているため、観る側もハードルを上げてしまっているせいか、全体的にあまり満足感が得られない出来栄えになってしまった。
3本のうち2本が過去作の続編だが、その正編を当ブログは高く評価している。だから、なおさら見る目が厳しくなる。
「続・白い着物」は、怪異のあった場所を霊能者とともに訪れて検証する、その趣向は面白い。ただ、もっとネタを練りこんでもよかったと思う。
白い布から煙が出るシーンも、もっと布全体からわいている感じにしてほしかった(実際は、発煙筒のようなものから噴射しているように見える)。こういったつくりの粗っぽさは、愛嬌があればよいのだけど、そうでないなら作品の質を下げるだけだ。
「幼馴染」は、核心部分はよく出来ているとは思うものの、それを活かすなら、もっと短くシンプルな作品にしたほうがよかったのではないか。
「ラブホテルの怨念 北関東〇〇県」は、単独の作品としては悪くはないのだが、やはり正編のクォリティが高いため、『封印映像』にありがちな蛇足になってしまっているのが残念。
シリーズの初期にあったような、ちょっとした“エロ”要素が楽しめるのは魅力ではあるけども。
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