[構成:九重勇次朗・湯河健太/ナレーション:高橋眞三樹/2001年7月27日発売]
- 「続・砂嵐」★
- 「喧嘩」★
- 「双子」★
- 「エレベーター」★
- 「東京湾」★
全体的に、どこを楽しめばいいかわからない作品がそろってしまっている。それでもリリース当時は少しは怖かったのかもしれないが、いまとなってはスルーしてもよさげなパートだ。
「続・砂嵐」(★)は、前作「砂嵐」の後日談。本作でも新たに心霊映像が紹介されるが、ただの白いモヤにしか見えない。
「喧嘩」(★)は、結婚式の二次会のあとに起こったケンカの様子をおさめたもの。カメラが激しく揺れるなか、異形が映りこむが、カメラのブレと連動しない動きは不自然。つまり合成であることがバレバレだ。
「双子」(★)は、双子のミュージシャンから投稿された映像。花見の会場で異様なモノが映ったという。静止画でも見せてくれるが、異形の姿があまりに薄いのでわかりづらい。画面の端であり、よく発見できたなというのが正直な感想だ。
「エレベーター」(★)は、エレベーターに設置された監視カメラが異様な出来事をとらえる。〈なにか〉が現われるが、ナレーションで説明するようなモノには見えない。合理的に説明がつきそうである。ほかに怪現象が起こっているようなのだが、それをもっと調べるべきだったのでは?
「東京湾」(★)は、東京湾で調査員をしているという人物から怪情報がもたらされる。スタッフが東京湾で潜水調査を試みるなど、取材に手間はかかっているが、結局どんな成果があがったのか、まったくわからない。プロデューサー氏の体に異変が起こるが、スキューバーに慣れていないだけだろう。
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