[演出:福田陽平/構成:福田陽平/ナレーション:中村義洋/2006年3月3日発売]
- 「日曜日の公園」★
- 「シリーズ監視カメラ レンタルビデオ」★
- 「御盆の夜」★
- 「子供の日」★
- 「着信」★
- 「学生映画に映り込んだ怨念」★
- 「パレード」★
- 「シリーズ監視カメラ 人身事故」★
- 「続・着信」★
このパートも不作が続く。興味をひかれる現象が見られる作品もあるのだが、ニセモノっぽさも漂い、全体的なクォリティーは低いと評価せざるをえまい。
「日曜日の公園」(★)は、公園で娘を撮影している映像。そこに映っているモノは、たしかに異様。でも、ナレーションや証言にあるような存在には見えない。
ほんとにあった!呪いのビデオ「日曜日の公園」 – YouTube
「シリーズ監視カメラ レンタルビデオ」(★)は、レンタルビデオ店の防犯カメラがとらえた怪異。リプレイで拡大して初めてその存在がわかる。これもナレーションや証言にあるようなモノには見えない。本題と関係ないが、店内にやけに壮大な音楽が流れているのが気になった。
「御盆の夜」(★)は、お盆休みに帰郷した際に撮影されたビデオ。面白い現象ではあるが、動きが人工的。奇妙な音も後づけのように思う。
「子供の日」(★)は、子どもの日に家族や近所の人々が集まって祝っている様子を映したもの。怪異は偶然そのように見えるのか、合成なのか、いまいちわからない。なんとも中途半端な作品といえる。
「着信」(★)は、留守番電話に霊らしき存在の声が録音されているという。不可思議な現象のようにあつかっているが、ただの間違い電話ではなかろうか? 経緯がよくわからないのだが、テレビで放映されなかったもののDVD化はされたということだろうか? 細かいことだが、投稿者の女優さんの本名と顔が出ているのに、所属しているプロダクションの名前が匿名なのは不自然では?
「学生映画に映りこんだ霊」(★)は、大学の映画サークルで撮影された映像に不可解なモノが映る。2つのカメラの映像を見比べる趣向は評価したい。だが、どこに異変が映っていたのかまったく気づかなかった。リプレイの映像を見る限りは、合成のように見える。しかも証言とは微妙にちがっている気がする。
「パレード」(★)は、商店街でパレードが行なわれている様子をおさめたビデオ。リプレイの静止画でしかわからないモノが出現する。ニセモノっぽさもホンモノっぽさもない。
「シリーズ監視カメラ 人身事故」(★)は、事故防止のために駅のホームに設置された監視カメラの映像。非常に珍しいタイプの作品で、初めからこれは心霊現象でないと言っている。でも、不可思議な現象にはちがいない。なお、問題の男性には影がない。これがなにを意味するのか……。
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