[監修:児玉和土/プロデューサー:佐々木良夫/音楽・音響効果:荒井佑/2012年1月6日リリース]
- 晩夏の夜に招く者 ★★
- 通りすがりの女 ★★
- 墓参り代行 ★★
- 五目ならべ
- 復讐 ★
「晩夏の夜に招く者」は、記念すべき第1作目。卒なくまとまっているとは思うが、あらためて振りかえると地味な印象を受けてしまう。
「通りすがりの女」は、奇妙な女が映りこむ。ありがちなパターンと思わせながらも、少しひねりを加えている。ほどよい怖さが好感触だ。
「墓参り代行」は、なかなか面白い発想。設定に野暮ったさを残しつつも、観る者を楽しませようという気概を感じる。〈蛇足〉のようなネタも含まれているが、よいスパイスになっていると評価できる。
「五目ならべ」は短編で、テレビの心霊映像番組のような小粒の作品。
「復讐」は、『闇動画』にたまにある“グロ系”の一編。映像そのものは(ホラーマニアなら)どうということはないが、設定や展開は残虐だ。“グロ系”だから評価を下げるわけではなく、もうひとひねり欲しかった気がする。
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