[監修:児玉和土/プロデューサー:佐々木良夫/音楽・音響効果:荒井佑/2013年6月7日リリース]
- 死は誰も経験したことがない ★★
- 通行者
- 場を乱す者 ★★
- 老少女 ☆
- 呪縛地帯 ★★
「死は誰も経験したことがない」は、首つり自殺が頻発する現場を撮影するという内容で、全編に緊張感がある。映像は面白いが、インタビューで語られる後日談がやや稚拙で、興を削いでいる観がある。
「通行者」は短編。それなりの出来栄え。
「場を乱す者」は、スピリチャルのセミナー会場が舞台。全編に剣呑な雰囲気が充満している。肝となるのはクライマックスの惨劇だが、作品中にまったく語られない怪異の原因や背景のほうが気になる。
短編の「老少女」はよくあるパターンだが、異形のモノの造形は不気味。
「呪縛地帯」は、心霊スポットで霊を呼び出そうとする話。細かいネタを丁寧に積みあげていく。クライマックスへの期待と恐怖がいたずらに高まってしまい、いざ現れたモノに対する驚きが薄まってしまったのが惜しい。
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