[演出:岩澤宏樹/構成:岩澤宏樹・押木大輔/ナレーション:中村義洋/2013年6月7日発売]
- 「火だるまの夢」★★★
- 「奇怪な未来」★★★
- 「続・不気味な置物」★★★
- 「失われた仔ども達 前編」 ★★
- 「シリーズ監視カメラ 廃ビル」★★
- 「染みの記録」★★
- 「雨の死者」★★★★
- 「失われた仔ども達 続・前編」★★★
パート52は、長編取材モノ「失われた仔ども達」(★★★)がメインとなる。前半の取材部分と投稿映像はたいしたことはない。一方、後半はエピソード、映像ともに興味をそそられる。次のパートへと続いていくことになるが、期待を持たせる手腕は手慣れている。
また、このパートでは、ほかに「雨の死者」(★★★★)も見逃せない。
「火だるまの夢」(★★★)は、トレーラーハウスに宿泊しているときに撮られたもの。不可解な〈顔〉が映りこんでいる。実在感もあり、かなり不気味な造形。狭い空間に現われていることを考えると、よりいっそう恐怖感が高まる。
「奇怪な未来」(★★★)は、湖で遊ぶ様子を映した映像に奇妙な映像が紛れこむ。珍しいパターンの不可解さ。やや理屈めいているところが恐怖感を削いではいるが、興味をそそられる現象といえる。
「続・不気味な置物」(★★★)は、正編が「最恐映像42選」にランク入りしているが、この続編も悪くない。単なる焼き直しになっていないのはお見事。
「シリーズ監視カメラ 廃ビル」(★★)は、廃ビルに設置された防犯カメラが肝試しに訪れたとおぼしき若者をとらえた映像。そこに奇妙な存在が映りこむ。実在感があるので質が高い。
「染みの記録」(★★)は、自宅の壁に表われた奇妙なシミを撮影したもの。シミが変化していく様は地味な恐怖感がある。投稿者のいたずらの可能性もありそうだが。
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