[演出:坂本一雪/構成:坂本一雪/ナレーション:中村義洋/2005年3月4日発売]
- 「事故」★
- 「責任…」★★★★
- 「夜の買い物」★
- 「新年鍋」★★★★
- 「夜釣り」★★
- 「続・責任…」★★★★
- 「自転車置き場」★
- 「豪雪」★
- 「トンネル」★
- 「ニューロシス」★★★★★
このパートあたりから、近年の作品に負けるとも劣らない良作が登場しはじめる。「新年鍋」(★★★★)「ニューロシス」(★★★★★)といった傑作のほか、「責任」(★★★★)も「最恐映像42選」に入れることを検討した作品。
「事故」(★)は、友人が交通事故に遭う瞬間をとらえたもので、緊迫感があって良い。ただ、映像そのものは怖くない。
「責任…」「続・責任…」(★★★★)は、廃墟を探検する様子をとらえたもの。その場に確実に存在していたモノを映しており、恐怖度は高い。撮影者の謎めいたふるまいも雰囲気を盛りあげる。惜しいのは、うまい具合に異形がフレームアウトしてしまうこと。そのまま映りつづけていればなお良かったのだが。
ほんとにあった!呪いのビデオ「責任【前編】」 – YouTube
ほんとにあった!呪いのビデオ「責任【後編】」 – YouTube
「夜の買い物」(★)は、深夜のアダルト雑誌の自販機を撮った映像。これまた奇妙なところに奇妙なモノが現われたものである。カタチがかなりデフォルメされていて、ホンモノらしくない。滑稽さすら感じる。
「夜釣り」(★★)は、夜間の釣りを楽しんでいた親子が異変に気づき撮影されたもの。現象がユニークである。投稿者が驚いているのも良い。ただ一部分しか映さないのはなぜだろうか? どういう状況なのかがイマイチわからない。
「自転車置き場」(★)は、薄暗い自転車置き場に自転車を止めようとしている投稿者の映像に異変が映っている。ナレーションの言うようなモノに見えないのだが。
ほんとにあった!呪いのビデオ「自転車置き場」 – YouTube
「豪雪」(★)は、雪のなかを走る車から撮影されたもの。たしかに奇妙な〈影〉は見えるのだが、わずかに振動している(異形像微動)。
「トンネル」(★)は、心霊スポットのトンネルで撮られた映像。現われるモノは光の加減のようにも見えるが、静止画にするとたしかに不可解。ただ、静止画にしないとわからないのは、はたしてホンモノだろうか?
この記事へのコメントはありません。