[演出:菊池宣秀/構成:菊池宣秀/ナレーション:中村義洋/2014年3月5日発売]
- 「大女」★★★
- 「あるはずのないモノ」★★★
- 「リベンジ」★★
- 「シリーズ監視カメラ 商店街」★★
- 「手鏡」★★★
- 「バックカメラ」★
- 「夜の住民」★
- 「リベンジ 後編」★★★★★
このパート56から、演出が菊池宣秀氏へと変わる。強烈なパート55と比べると見劣りしてしまうのだが、安定した恐怖度とクォリティーは保っているといえる。
また、このパートは全体的によくある怪談や都市伝説を映像化したような作品が揃っている気がする。
長編の「リベンジ」(★★★★★)は、最初の投稿映像は過去作にあったようなマンネリを感じる。一方、「後編」で紹介される映像はかなりの恐怖度で、「最恐映像42選」に入れた。
「大女」(★★★)は、投稿者がバイト先の同僚たちと旅行に行った際、ひとりの寝顔を撮ろうとして怪異に遭遇する。まさしく怪談でありそうな展開だが、映像として観ると、なかなか不気味。
「あるはずのないモノ」(★★★)は、恋人たちがドライブをしていると道路で奇妙なモノを発見する。なんとなく先の展開は読めるのだが、出来は悪くはない。
ほんとにあった!呪いのビデオ「あるはずのないモノ」 – YouTube
「シリーズ監視カメラ 商店街」(★★)は、映像に映るホームレスの男性に奇妙な現象が起こる。本作も昔ながらの怪談にありそうな展開。そこはかとなく哀しみが漂うのが、本シリーズとしては珍しい。
ほんとにあった!呪いのビデオ「シリーズ監視カメラ商店街」 – YouTube
「手鏡」(★★★)は、公園で拾った手鏡に不可解な現象が起こる。現象の内容はあらかじめナレーションで説明されるわけだが、予想と異なる展開に驚かされた。
「バックカメラ」(★)は、車の後部から外の様子を撮影した映像。あの世の存在が映りこむが、初見ではわからなかった。シリーズ初期のような出現のしかたをする。
「夜の住民」(★)は、とあるバーで撮影された映像に異形が現われる。本作も初期の作品にありそう。なぜその場所にカメラを向けたのかも疑問だ。
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