[演出:岩澤宏樹/構成:岩澤宏樹・菊池宣秀/ナレーション:中村義洋/2013年12月6日DVD発売]
- 「銅像」★★★★
- 「ロールシャッハ」★★
- 「監視カメラ 窓の外」★
- 「悪戯電話」★★★
- 「タイムラプス」★★★★
- 「誰がいなくなった?」★★★★★
- 「飛ぶカメラ」★★★★★
- 「悪人」★★★★★
このパート55はじつは劇場公開されたもの。それだけに作品制作に異様なほど力が入れられており、「銅像」(★★★★)「タイムラプス」(★★★★)「誰がいなくなった?」(★★★★★)「飛ぶカメラ」(★★★★★)「悪人」(★★★★★)と、収録作品のほぼすべてが「最恐映像42選」に入っている。また、実際にランクインしていない作品も、「42選」に入っていてもおかしくないクォリティーだ。
当ブログがこのシリーズの全巻をレビューすることに決めたのも、このパート55を観たことがきっかけであった。
また、このパートには、ある仕掛けが施されており、そこも見どころになる。ただ、そのぶんホンモノらしさも薄まってしまってはいるが。
「最恐映像42選」にラインナップしていない作品について、簡単にレビューしていこう。
「ロールシャッハ」(★★)は、大学の映画研究会に古くから伝わる謎の映像。不気味な雰囲気が漂う良作といえる。
「監視カメラ 窓の外」(★)は、スタッフルームのあるビルの窓に不可解な現象が起こる。たいしたことのないシロモノだが、このパート55全体をひとつの映画と考えると、箸休めの役割を果たしている作品なのかもしれない。
「悪戯電話」(★★★)は、いたずら電話に悩む投稿者が記録のために撮影したもの。あの世の住人とおぼしき〈女〉が現われるが、外見より〈音〉のほうが不気味だ。ただ、〈女〉は〈非霊生者〉の問題がある(具体的には演出補の川居さんにも見えるのだが)。
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