[演出:児玉和土/構成:児玉和土・猪原健太/ナレーション:中村義洋/2009年12月4日発売]
- 「中古ビデオカメラ」★★★
- 「海岸」★
- 「シリーズ監視カメラ 河川」★
- 「肝試し 前編」★
- 「家族旅行」★★★
- 「黒い物体」★★★
- 「暗闇から」★★
- 「バナナの叩き売り」★
- 「肝試し 後編」★★★★
パート35は、「肝試し」(★★★★)が秀逸で、「後編」の映像は「最恐映像42選」にも入れている。そのほかのラインナップもクォリティーが高い。
ほんとにあった!呪いのビデオ「肝試し・前編」 – YouTube
ほんとにあった!呪いのビデオ「肝試し・後編」 – YouTube
また、このパートでは、さりげなく画面に映る小道具にも注目したい。棚に置かれた演出補・菊池さんの写真、インタビュアー・長田さんのTシャツに書かれた「呪い」の文字など。制作者の意図によるものか、そうでないのかは不明。
「中古ビデオカメラ」(★★★)は、フリーマーケットで買ったビデオカメラにおまけで付いてきたテープの映像。異変は二段構えになっており、ひとつはデジタルビデオならではの事象で心霊現象ではないのかも。だが、もうひとつとの合わせ技で不気味さを醸し出している。
ほんとにあった!呪いのビデオ「中古ビデオカメラ」 – YouTube
「海岸」(★)は、真夏の海岸で遊ぶ若い男女の姿をとらえたもの。不気味なモノが映るが、その時間が短すぎてわかりにくい。
「シリーズ監視カメラ 河川」(★)は、河川にそなえられた監視カメラの映像。橋を自転車で通過する男性の背中に不可解なモノが見えるが、リュックなどの見間違いかもしれない。
ほんとにあった!呪いのビデオ「シリーズ監視カメラ 河川」 – YouTube
「家族旅行」(★★★)は、家族旅行で訪れた旅館の窓に恐ろしい存在が映りこむ。かなりはっきりと見えるので、撮影者がそこで気づいても良さそうなのだが。異形が静止画ではなく動画である点を評価したい。
「黒い物体」(★★★)は、ラブホテルの部屋で携帯電話で撮影した映像。異様なモノの挙動に意表を突かれる。かなりはっきりと映っているが、肉眼ではどのように見えていたのだろう?
「暗闇から」(★★)は、母親が子どもと花火を楽しむ様子を撮影したもの。異変がはっきりと見えるので、かなり不気味である。これなら撮影しているときに気づいても良さそうなのだが。
「バナナの叩き売り」(★)は、バナナの叩き売りをしているテーブルに異様なモノが映ると説明されたが、まったくわからなかった。実際なにもなかったのでは?
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