[演出:岩澤宏樹/構成:岩澤宏樹・押木大輔/ナレーション:中村義洋/2013年8月2日発売]
- 「私は誰」 ★★★★
- 「見えぬ踏切」★★
- 「霊界電話」★★★
- 「失われた仔ども達 後編」★
- 「シリーズ監視カメラ 老人ホーム」★
- 「タワーパーキング」 ★★
- 「今はもうない…」★
- 「失われた仔ども達 続・後編」★★★
このパート54で「失われた仔ども達」(★★★)が完結。例によって煮えきらない幕切れとなるが、それによってホンモノらしさが保たれている。
ほかには「私は誰」(★★★★)が佳作。
「見えぬ踏切」(★★)は、投稿者が入居している寮のロッカーにあったテープの映像。車のなかからとらえた怪異が記録されている。映像というより〈音〉の異変だが、恐怖度はそれほどでもない。冷静に考えれば、現場に危険性が感じられないからだろうか。
「霊界電話」(★★★)は、投稿者が幼いころに撮影された映像に奇妙な現象がとらえられている。じわじわと不気味さが忍びよる良作。やや理屈めいているのが難点か。
「シリーズ監視カメラ 老人ホーム」(★)は、深夜の老人ホームの様子を映したもの。シリーズ初期のような地味な心霊現象が起こる。あえてこの時期にこんなモノを入れているのは、やはりホンモノの心霊現象だからかもしれない……。
「タワーパーキング」(★★)は、タワーパーキングで意図せずして撮影されてしまった映像。不気味な異形が現われるが、作りものっぽさがぬぐえない。
ほんとにあった!呪いのビデオ「タワーパーキング」 – YouTube
「今はもうない…」(★)は、いまはすでに閉店しているバーで撮られた怪異。本作も懐かしいテイストの怪奇現象といえる。過去作(パート15「夜の買い物」)を思い出させる。
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