[演出:児玉和土/構成:児玉和土/ナレーション:中村義洋/2006年12月8日発売]
- 「シリーズ監視カメラ 夜のオフィスビル」★★
- 「監禁」★
- 「不倫カップル」★
- 「キャッチセールス」★
- 「マンション紹介ビデオ」★
- 「通り魔」★
- 「フットサル」★★
- 「続・監禁」★
このパート22から演出が児玉和土氏に交代。児玉氏は本シリーズを今日まで存続させた功労者だと当ブログは評価しているが、その本領はまだ発揮されていない。注目すべき映像もあるが、手放しで評価できる良作もない感じだ。
「シリーズ監視カメラ 夜のオフィスビル」(★★)は、とある会社のビルのなかを映した映像。異変が起こるまできわめてふつうなだけに、インパクトがある。なお、問題の女性には影がない。
ほんとにあった!呪いのビデオ「シリーズ監視カメラ」 – YouTube
「監禁」(★)は、他人の出したゴミを拾って見るのが趣味という投稿者から送られてきたビデオ。設定は手が込んでいるが、投稿映像にはなにが映っているのかわからない。タイトルにあるように監禁が疑われるわけだが、投稿者とスタッフの思いこみに過ぎない。ただ、それはそれでリアリティーをもたらしてはいるが。
「続・監禁」のほうでは、取材時に異様なモノが映ったと紹介されるのだが、まったくもってそうは見えない。パート22でもっともこじつけの強い映像である。
ただ、その「異様なモノ」が映る瞬間、DVDが停止したので驚いてしまった。ホンモノだからか……?
「不倫カップル」(★)は、男性と不倫の関係にあった投稿者の女性が遊園地で撮影した映像。異形がはっきりと映っているが、カタチと動きが書き割りみたいだ。
ほんとにあった!呪いのビデオ「不倫カップル」 – YouTube
「キャッチセールス」(★)は、化粧品のキャッチセールスの様子を盗撮したもの。問題の部分は、テーブルの染みではないだろうか? キャッチセールスの女性の喋りかたが味わい深い。本作はむしろそっちを楽しむべきだろう。
ほんとにあった!呪いのビデオ「キャッチセールス」 – YouTube
「マンション紹介ビデオ」(★)は、ウィークリーマンションを紹介するインターネットの映像のためにつくられたビデオ。ナレーションの言うような存在が映っているようには見えない。例のごとく、どうやってそれを発見したのか。そっちのほうが気になる。
「通り魔」(★)は、殺人事件の現場を撮影しサイトで発表するという変わった趣味を持つ投稿者から送られてきた映像。なにかが映っているのはたしかだが、ナレーションの説明が的確かどうかは不明。スタッフが現地に行ったのであれば、そこを確認すべきだったのでは?
「フットサル」(★★)は、フットサルの試合を記録したビデオ。そこに映ったモノは、かなり異様ないでたち。それにしても、これだけ多くの人が映っているなかでよく見つけたなと思う。
この記事へのコメントはありません。