「続・冥界へとつながる森」©2009 NSW/パル企画
[演出:児玉和土/構成:児玉和土/ナレーション:中村義洋/2009年3月6日発売]
- 「ストリートミュージシャン」★
- 「バスケットボール」★
- 「障害者マラソン」★
- 「冥界へとつながる森」★★★
- 「日暮れる動物園」★
- 「心霊スポット トンネル」★
- 「シリーズ監視カメラ アダルトビデオショップ」★
- 「サンバ」★
- 「続・冥界へとつながる森」★★★★★
パート31は、「冥界へとつながる森」(★★★★★)が秀逸。いよいよ本シリーズの真価が発揮されてくる。怖い映像は巻末の「続・冥界へとつながる森」まで待たねばならぬが、そこに至るまでにうまく雰囲気を盛りあげている。そのぶん、ほかの作品の不作ぶりが目立ってしまうのが残念ところだが……。
「ストリートミュージシャン」(★)は、ストリートミュージシャンが歌う映像に異界のモノが映りこむ。典型的な〈出現域制御〉の問題がある作品。
「バスケットボール」(★)は、体育館で行なわれた練習風景をおさめた映像に不気味な存在が映っている。異形の色が珍しい。ただ、〈出現域制御〉は気になる。
ほんとにあった!呪いのビデオ「バスケットボール」 – YouTube
「障害者マラソン」(★)は、障害者マラソンが行なわれている路上に奇妙なモノが浮かびあがる。撮影しているときに気づいても良さそうなのだが。〈異形像微動〉〈過剰規模像〉の問題もある。
「日暮れる動物園」(★)は、閉園直前の人気のない動物園を撮影した映像。〈出現域制御〉が気になる。異形は珍しいパターンの現われかただが、どんな意味があるのだろう?
「心霊スポット トンネル」(★)は、カップルが心霊スポットを訪れたときに撮られたもの。はっきりと異形は確認できるが、〈平面像密着〉の問題がある。角度も不自然である。
「シリーズ監視カメラ アダルトビデオショップ」(★)は、深夜のアダルトショップで奇怪なモノが現われる。いかにも合成という印象。それも粗い仕上がり。
「サンバ」(★)は、サンバのパレードの群衆に紛れて異界のモノが映りこむ。なぜよりにもよってその位置に? という素朴な疑問がわく。よく見つけたなともいえるシロモノ。
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