[演出:菊池宣秀/構成:菊池宣秀/ナレーション:中村義洋/2014年7月2日発売]
- 「吊り橋」★★
- 「女首」★★★
- 「盆踊り」★★★
- 「邪心 中編」★
- 「シリーズ監視カメラ バックヤード」★
- 「足元」★★★★
- 「遊園地」★★
- 「続・邪心 中編」★
前巻から続く長編「邪心」(★)は、取材部分の緊迫感は評価したい。若干の笑いどころを入れているのも良い。心霊映像は前回の焼きなおしなのが惜しい。
このパートではほかに「足元」(★★★★)に注目したい。
「吊り橋」(★★)は、ハイキングを楽しむ映像に異形が紛れこむ。過去作(パート42「邪願」)とおなじパターン。あちらのほうがシチュエーションやタイミングが絶妙なぶん優れている。
「女首」(★★★)は、車で移動中に怪奇現象に遭遇する。確実に異様なモノが出現している実在感が良い。
「盆踊り」(★★★)は、盆踊りの様子を撮影していると、奇妙な〈少女〉が映りこむ。この〈少女〉の造形が不気味で悪くない。
「シリーズ監視カメラ バックヤード」(★)は、コンビニのバックヤードで記録された怪異。〈出現域制御〉などの問題があり、シリーズ初期のような雰囲気が漂う。
「遊園地」(★★)は、家族が遊園地で遊んでいる映像に不可解なことが起こる。なかなか不気味な現象といえるが、後日談として理屈を説明されると恐怖が半減してしまう。
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