[演出:岩澤宏樹/構成:岩澤宏樹/ナレーション:中村義洋/2011年8月5日発売]
- 「閃光」★
- 「シリーズ監視カメラ 自動追尾型カメラ」★★
- 「スカイツリー」★★
- 「峠の怪」★★
- 「富士登山」★
- 「ピアノ」★
- 「屋上遊園地」★
- 「追跡録 後編」★★
- 「続追跡録 後編」★★
このパート44で「追跡録」(★★)が完結。なんとも煮えきらない結末ではあるが、本格ドキュメンタリーであれば、良い匙加減なのかもしれない。それなりに不気味さを醸し出している点を評価したい。
ほかの作品も、ややパワーダウンしている気がする。アイディアは良いのだが、それが恐怖につながっていないのが惜しい。
「閃光」(★)は、入院している友人のお見舞いに訪れた際に撮られたもの。奇妙な現象が起こるが、機器の故障だと解釈する余地がある。かりに心霊現象だとして、なにを意味しているのかは不明。また、〈刹那像〉の問題も。
「シリーズ監視カメラ 自動追尾型カメラ」(★★)は、とある会社に設置された監視カメラの映像。人物を追尾する機能がある。カメラが人ではないなにかを探知して動きだすが、具体的になにをとらえたのだろう? それがわかれば〈霊〉という存在の正体がつかめそうだが。
「スカイツリー」(★★)は、建設途中のスカイツリーを見にいった際に撮られたもの。異変が起こるのが意外な場所で、なぜこんなところに? という疑問が残る。
「峠の怪」(★★)は、ドライブの途中で怪異に遭遇する。珍しい異形が現われるが、なぜカメラをそちらに向けたのかは気になる。
「富士登山」(★)は、富士山で登山をしているとき、奇妙な現象がとらえられる。「ブロッケン現象」にも見えるのだが。
ほんとにあった!呪いのビデオ「富士登山」 – YouTube
「ピアノ」(★)は、娘がピアノの練習をしている様子を撮ったもの。奇妙な〈手〉が映りこむが、かなりわかりづらい。
「屋上遊園地」(★)は、デパートの屋上の遊園地をケータイで撮影したもの。〈霊〉とおぼしきモノが出現するが、シリーズ初期のように地味である。
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