[演出:児玉和土/構成:児玉和土/ナレーション:中村義洋/2009年6月5日発売]
- 「運動会」★
- 「犬の散歩」★★
- 「クラブ・イベント」★
- 「不在」★
- 「シリーズ監視カメラ ネットカフェ難民」★
- 「タクシー」★★★
- 「赤い人」★
- 「Twenty Seven 前編」★★★★
パート32は、「夏の三部作」の第1弾で、3巻にわたって展開する「Twenty Seven」(★★★★)がメイン。作品が巻をまたぐのは初の試みだ。投稿映像は「最恐映像42選」にランク入りしているし、取材部分もうまく雰囲気を盛りあげている。
「運動会」(★)は、小学校の運動会を記録した映像。現われるモノがとってつけたような感じできわめて不自然。造形も雑すぎると思う。
「犬の散歩」(★★)は、投稿者が愛犬を連れて公園をしていたときにとらえた怪異。それなりに不気味で悪くはないのだが、パート12「夜の散歩」とネタが被っていて、そのぶんがマイナス。
「クラブ・イベント」(★)は、クラブで催されたイベントの様子をおさめた映像に異様なモノが映りこむ。投稿映像の序盤になにかをスクリーンか壁に投影しているシーンがある。現われた異形の像もじつはイベントの演出だったのでは?
「不在」(★)は、大学の同窓会を撮影したもの。参加者のひとりに異変が起こる。不思議な映像であることはたしかで、いわゆる警告のような意味合いを読みとりたいところだが、結局はこじつけになってしまう。
「シリーズ監視カメラ ネットカフェ難民」(★)は、ネットカフェで不可解な人影が映る。きわめてオーソドックスな心霊現象。かえってホンモノらしいともいえるが、恐怖度は低い。
「タクシー」(★★★)は、タクシーの防犯カメラがとらえた怪現象。実際にこの光景を目にしていたらかなりの恐怖だったろう。本題と関係ないが、窓から見える車外の風景も合成のように見える。
ほんとにあった!呪いのビデオ「タクシー」 – YouTube
「赤い人」(★)は、ドライブをしているときに偶然撮られた映像。典型的な〈出現域制御〉だが、異形が「赤い」のが珍しい(もっとも前のパートに似たようなモノがあるが)。
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